採択結果一覧(物価高騰等対策)

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採択研究(5件)

水素結合性有機構造体を用いたナトリウム二次電池の開発に関する研究

研究代表者

三宅 由寛(兵庫県立大学 理学研究科)

交付内定額

5,000千円

研究の要旨

現代生活に必要不可欠なリチウム二次電池はリチウムの価格高騰と資源の偏在が問題となっており、代替材料の開発が急務である。本研究では、空孔内に配位部位をもつ水素結合性有機構造体(HOF)を利用したナトリウム二次電池の開発を行う。

衣料品リユース活性化を支援するAIシステムの開発と社会応用に関する研究

研究代表者

奥村 紀之(神戸松蔭女子学院大学 人間科学部都市生活学科)

交付内定額

4,993千円

研究の要旨

本研究では、物価高騰対策として、家庭で不要になった衣料品を無償で生活困窮家庭へ届けるための枠組みを構築する。Webサイトより取得した衣料品の画像を解析し、リユース可能かどうかをAIが判定し、生活困窮家庭が効率的に回収できる仕組み作りを目指す。

燃料貧困指標を用いたエネルギー価格高騰に対する家計脆弱性の分析と対策に関する研究

研究代表者

田畑 智博(神戸大学 人間発達環境学研究科)

交付内定額

3,166千円

研究の要旨

本研究では、燃料貧困指標を用いて、エネルギー価格高騰に伴い家計の脆弱性が高まった世帯数がどのくらい存在するかを明らかにする。脆弱性が高まった世帯の特徴を特定するとともに、該当する世帯が安心・健康でゆとりあるくらしの実現を目指せる対策を提案する。

大学建物におけるCO2排出量削減戦略策定のための削減効果の予測に関する研究

研究代表者

竹林 英樹(神戸大学 工学研究科)

交付内定額

4,200千円

研究の要旨

本研究では、神戸大学の六甲台キャンパスの全建物を対象として、CO2排出量削減の具体的な戦略を策定するために、現状の設備機器の稼働実態調査、エネルギー消費量の分析に基づき、CO2排出量削減効果の予測を実施する。

工業排ガスからのCO2選択的回収: コンパクトかつ高効率的システム化開発に関する研究

研究代表者

稲垣 冬彦(神戸学院大学 薬学部)

交付内定額

5,000千円

 研究の要旨

脱炭素社会実現に向けて重要視されている工業排ガス中のCO2回収技術において、CO2分離エネルギー過多に伴う高コスト化は、共通する課題である。従来アミンを用いる化学吸収法ではCO2加熱放出/濃縮時に水加熱分のエネルギーを必要とする点にボトルネックを有していたが、本研究の申請者において、CO2回収技術の共通課題であった水の混入を防ぎ、CO2を選択的に回収する原理を見出した。そこで、保有技術を更に昇華させ、コンパクトかつ高効率的な工業排ガス中のCO2選択的回収のシステム化開発を行う。

お問い合わせ先

企画調整局大学・教育連携推進課